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<テーマ064>料金について

<テーマ64> 料金ついて 

 

 あなたがカウンセリングを受ける場合、あなたはカウンセリング料を支払わなければなりません。私の所では一回のカウンセリングは6000円であります。時間は一時間であります。 

 この料金ということですが、これが何の金額であるのかということはクライアントからするとあまり見えないのではないかと思います。私は、基本的にこの料金というものはカウンセラーの時間と場所に対して支払われるものだと捉えております。 

 私のような考えに反対している臨床家もおられます。例えば、カール・メニンガーは、はっきりと明記されているのですが、この料金は臨床家の時間に対してではなく、臨床家の提供するサービスに対して支払われるものであると述べているのであります(『精神分析技法論』カール・A・メニンガー著 岩崎学術出版)。私はその意見に賛成であります。しかし、臨床家が提供するサービスを何で測ればよいのでしょうか。結局、それを計ろうとすれば時間を持ち出さなくてはならなくなるのではないかと思います。つまり、時間ということの中に、提供されるサービスの内容も含まれているのであります。 

メニンガーの時代よりも、現在ではこのことは普通に考えられるようになってきているのではないかと私は思います。例えば二時間食べ放題でいくらというような勘定に、私たちは依然よりも慣れているのではないでしょうか。以前だと、決められたコースに対していくらというような勘定の仕方でした。二時間食べ放題でいくらという場合、そこには料理やサービスの料金も含まれているはずなのでありますが、表記する際には時間の中にそれらを含めているということにならないでしょうか。 

 カウンセリングのサービスとは、もっと計ることが困難であります。どのクライアントにどれだけのサービスを提供したかということは、臨床家自身明確にできないのではないかと私は思うのであります。結局、サービスということを平等に示そうとするなら、時間を出す以外にないのではないかと私は考えるのであります。従って、私はカウンセリング料というのは、時間と場所に対して支払われるものであるという立場を取っています。そして、この時間と場所ということの中に、臨床家の提供できるサービスや知識なども含まれていると考えているのであります。 

 

 さて、料金の設定ですが、これは臨床家やその機関の任意によるところであります。ある程度相場というものはあるかもしれませんが、基本的に料金設定はその臨床家並びに機関の事情によるところが大きいと私は捉えております。 

 私の場合はとても単純であります。大体月にどれくらい経費が必要か、私自身の収入も含めれば、一か月にどれだけ稼がなければならないかという額が出てきます。それを一か月でこなせる仕事量で割れば、おおよその一回分の料金が計算できるのであります。私の場合、それがたまたま一回につき6000円になったというだけであります。他所と比較したり歩調をあわせようとしたのではありません。 

 繰り返しますが、私の所では一回が6000円です。それは面接時に現金でお支払いいただきます。カード払いは不可であります。そのような対応をしておりませんし、カード払いは却ってクライアントの負担を増やしてしまうからであります。また、ツケも認めません。これは後々問題が生じるからであります。 

 以前は、料金を割り引くこともしていました。私を頼って来てくれたのに、料金が払えないということで追い返すということに私は抵抗があったからであります。しかし、その人たちは結局は定額を支払うことができるのであります。これは次項で述べようと思いますが、それはそのままそのクライアントのカウンセリングに対する姿勢を反映するものであります。本当にお金が払えないというような人は、初めから私のような個人営業のカウンセリングルームには訪れないのであります。今後は割り引くというようなことを私はしません。どなた様も規定額を支払っていただきます。 

 

 また、料金に関して誤解されるのは、料金の高低はあくまでもその臨床家や機関の事情によるところが大きいのでありますので、それは内容とか「効果」とかいったものとは関係がないということであります。料金が高いと何か素晴らしいことをしてくれるように期待される方もおられるのでありますが、私の考えでは決してそんなことはありません。無料の電話カウンセリングでも立派なカウンセリングをされている方もおられるのであります。 

 私がクリニックに在籍していた頃にこのようなことがありました。そのクライアントは対人恐怖症のような問題を抱えておられました。ある所で合宿のようなものに参加されたのであります。そこには「どんな問題も一日で改善します」というような文句が記されていました。その広告は私も見たことがあります。その一日の合宿の参加費が確か十何万円だったように記憶しております。現在の私のカウンセリングだと16~20回分、4~5か月分(週に一回として)に該当する料金であります。彼は一日かけて、講義を受け、ワークをし、最後は宴会みたいなことをして過ごしたのでした。結果はどうだったのでしょう。彼は新たにクリニックを探さなければならなかったのであります。彼にとっては、何も変わらなかったのであります。 

 「一日で改善します」などと書かれており、そこに高額な料金が示されていれば、人によっては簡単に信用してしまうかもしれません。しかし、結局のところ、その十何万円という金額は、主催者側の事情で決定されているだけのことなのであります。 

 私は、この時、料金に対しての信仰が意外と強い人もあるのだなということを学びました。高額な金額のものをありがたがったり、簡単に信用してしまうのであります。ただ、金額が大きいというだけで、それが素晴らしいと信じてしまう人たちがいるということであります。私の考えるところでは、決してそうとは限らないということであります。 

 また、金額に見合ったものを得られたかどうかということは、サービスを提供する側が決めることではなく、サービスを受けた側が決めることでもあると私は思います。もし、先述の合宿に参加されたクライアントが、「十何万円も支払ったけれど、それだけの価値があった」と述べられるのであれば、それはそれで結構であります。それは彼が自分で決めてよいことであります。それは価値がなかったのではないかと、私が決める筋合いのものではありません。 

 

私のカウンセリングは一回が6000円であります。この金額は私の事情に基づいて決められたことであります。あなたが受けられる場合、あなたは6000円支払うことを求められます。あなたにとって6000円がどれだけの価値があることなのか、私には分かりませんし、それは人によっても異なるでしょう。そして、6000円支払っただけの価値があったかどうかということは、あなたが決めればよろしいのであります。私が決める事柄ではありません。私個人の価値観においては、何か一つでも自分自身についての洞察が得られるなら、6000円は十分価値があったと思うのでありますが、それはあくまでも私の価値観にしか過ぎません。高かったか安かったか、価値があったかなかったか、満足したかしなかったか等々、あなたがどのように決めようと構わないのであり、それはあなたの自由であります。私が決めることでも、押し付けることでもないものであります。 

 

(文責:寺戸順司高槻カウンセリングセンター代表カウンセラー