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<T2-10>憎悪の粘着性

<T2-10>憎悪の粘着性 

 

 一旦憎悪感情を抱え込むと、人はそれを抱え続けてしまうのです。なぜ、憎悪感情はそういう粘着的な性質を有するのかを考察します。 

 憎悪を抱える人は自分の方に正当性があると捉えるのが常なのです。相手がそういうことをするから、自分は憎悪して当然だという形の理論を形成しておられるのです。 

 この理論、憎悪しても自分の方が正当だという理論は、その人が自分の理性を保つための一つの試みであり、自分の人格を組織化し、維持する試みであると理解することができます。 

 だから、憎悪している人を罰したり禁止したりしても、その人は改善しないのです。そればかりか、その憎悪が自己の人格の形成と維持に役立っている限り、それを取り上げられることは自己が解体するような危険を体験するのです。この体験は強い不安としてその人には体験されるのです。 

 憎悪を抱える人は、その憎悪によって自分を維持しているという前提に立てば、その人は自己を維持していくのと引き換えに、その憎悪を長引かせてしまうことになるのです。それを抱え続けなければいられないという事態に陥るのです。そして、それを抱え続ければ続けるほど、それは簡単には手放せない価値を持つようになるのです。こうして一つの悪循環が生まれると私は捉えています。 

 もう一つ、憎悪が維持されてしまう要因は、憎悪を抱える人が、いつかその恨みを晴らすことができると期待しているという点にあります。私の経験したところでは、この期待は意識化されていないことが多いのです。無意識的にそういう期待を抱いていることが多いのです。 

未完 

 

(文責:寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)