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<T2-12>憎悪は不幸をもたらす

<T2-12>憎悪は不幸をもたらす 

 

 人が憎悪を抱えようと、誰を憎んでいようと、自由ではないか。そんな風に思われる読者もおられるかもしれません。確かに、他人の憎悪は、それが私に向けられるのでない限り、私には関係のない事態であります。 

 でも、憎悪はその人を決して幸福にはしないし、他の周囲の人をも不幸にしてしまうこともあるのです。それが私に向けられることも起こり得るでしょう。だから、人間の憎悪の問題は他人事にはできないのです。 

 憎悪はその人を人生のある一時点に拘泥してしまうのです。それはその憎悪を抱えることになった時点です。その人の心はその時点より前へ進むことが阻まれてしまうのです。極端に言えば、憎悪を抱えた時点で、その人には成長への道が閉ざされてしまうのです。 

 ある憎悪感情の強いクライアントは、「タイムマシンであの日に戻ってやり直したい」と述べました。それが彼の希望だったのです。彼はその日より前に進むことができず、何かにつけて、その日に舞い戻り続けるのでした。 

 憎悪感情を抱えている人は、憎悪する対象が目の前にいなくても、やはり何らかの不快感を体験しているものです。仮に、その人が満たされているといような時でも、何らかの漠然とした不快感を体験していたりするのです。 

 だから、憎悪を抱き続けている人は、決して満足を経験しないのです。常に何か不満なのです。 

 あるクライアントは、自分がとても幸福や愉悦を体験している時でも、一方では、「こうしている間にもあいつらはいい思いをしているに違いない」という観念を持ち続けているのでした。そうして彼はせっかくの自分の幸福を否定するのです。 

 

(文責:寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー)