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2018年12月7日 金曜日

12月7日:拾い物

12月7日(金):拾い物 

 

 今日は病院に行くので休みにした。先週から始めた持病の治療である。この持病の治療が軌道に乗れば、次は膝の治療に取り掛かるつもりでいる。ああ、でも、その前に喫煙や飲酒の治療を先にした方がいいかもしれない。いずれにしても、一つずつ取り組むことにした。 

 僕は待合室で長時間待つのが嫌なので、患者さんが少なくなる時間帯を希望した。ということで、11時からの診察ということになっていた。 

 開始は11時だけど、前の患者さんが伸びていればそれより遅れる可能性もあるし、患者さんの込み具合によっては待たされることも覚悟しておかないといけない。加えて、今日はどれだけのことをするかも不明である。あれこれ検査なんかをすることになれば、多少の時間がかかるだろう。 

 その後には薬局が待っている。処方箋を出してもらい、薬局に行く。この薬局でも待たされるかもしれない。そうして薬を手にして帰宅した時点で終了ということになる。 

 全体でどれくらいの時間がかかるのか予測もつかない。午後の予定も入れない方が安心できるというものだ。一度、これでたいへんな目に遭ったことがあるので、大事を見て休みにした次第である。 

 しかしながら、いざ蓋を開けてみれば、待ち時間がほとんどなく、問診だけで終了した。検査関係のことは一切なしだ。薬局では少しだけ待ち時間が生じたが、割とスムーズにいった方だと思う。そうして帰宅する。全体にして40分程度だった。こうなることが分かっていれば、午後からの予定を組んでもよかった。 

 

 まあ、いいとしよう。休みにしたので、午後からはフリーである。 

 昼食を摂り、少し休憩した後、外を歩きに出る。 

 河原町の方に出る。相変わらず観光客ばかりだ。でっかい荷物を運んでいる人たちばかりである。なるべく、観光客の一団に遭遇しないように、大通りは避ける。目指すはブックオフ、その他の古書店だ。 

 実は探している本が2冊ある。一冊は新刊で買ってもいいものだが、一度、古書店を当たってみる。もう一冊は、つい2,3年前までは普通に書店に並んでいたのに、廃刊になってしまったものだ。探せば古書店あたりに売り出されているかもしれない。メインはこちらの方である。 

 河原町、三条とブックオフを当たったが売っていなかった。その他、2つほどの古書店も覗いてみたが、やはり置いていなかった。 

 目当ての本とは出会えず、その代わり、ミステリを3冊買ってしまう。他、CDを一枚買った。買い物はそれだけである。 

 

 夕方帰宅。途中でコンビニに寄る。ツマミとウイスキーの小瓶を買う。自室で、今日買ってきたCDを聞きながら、チビチビと飲んでいる。  

 なんとなく虚しい。なんとなくこれで一日を終えるのがもったいない。 

 もう一度外出する。近所の呑み屋さんに入る。地元で飲むことは滅多にないんだけど、最近、少しばかり気になっていたお店があったので、一回、入ってみようと思い立った。 

 気になっていた店が気にならなくなった。それだけでも儲けものである。しかも、そのお店が思っていたよりも良かったりすると、得した気持ちになる。 

 そのお店、割とアットホームな感じで、くつろげるお店だった。値段は、まあまあといったところだ。スナックのようにセット料金がかかるのが難点だけど、その分、一品ごとの値段は安くなっているようだ。店の人たちも気さくでいい。こういう店では同じような客が集まるもので、お客さんたちも気さくで、新参者の僕に愛想よく話しかけてきてくれた。 

 京都は京都でもローカルなエリアなので、そういうお店になるんだろう。少しばかり気取ったようなお店では、こうはいかない。京都ではあまり飲みたくないんだけど、こういうお店ならまた来てもいいなと思った。 

 お目当ての本は入手できなかったとは言え、思わぬ拾い物をした感じがしている。お気に入りの店が一軒増えた。 

 

(寺戸順司―高槻カウンセリングセンター代表・カウンセラー) 

 

 

投稿者 高槻カウンセリングセンター

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